夏休みの工作・自由研究のヒント/学習教材・学習クイズ

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■暦とコペルニクス

- 太陰暦と太陽暦 -

古代世界では多くの民族が月の満ち欠けを暦として利用していました。
この月の公転周期を基準にした暦を太陰暦といいます。
多くの古代民族が狩猟民族や遊牧民であったことを考慮すれば、動物の生体リズムと関係が深い月の満ち欠けを基にした太陰暦を使っていたというのは、ある意味当然のことと言えるかも知れません。
ところが、農耕民族であった古代エジプト人の暦は全く違っていました。
彼らは、シリウス ※1 が太陽にわずかに先んじて地平線から昇るヘリアカル・ライジング ※2 のときに、ナイル川が氾濫することに気付き、そのサイクルが365日であることをつきとめて、農作業の開始時期の目安にしていました。
この地球の公転周期を基準にした暦を太陽暦(シリウス暦)といいます。
このエジプトの太陽暦がローマで採用されてユリウス暦となり、のちに閏年を加えたグレゴリオ暦となって、今日の世界標準のカレンダー(暦)になったのです。

※1 シリウスはおおいぬ座の1等星で、全天で最も明るい恒星として知られています。
※2 ヘリアカル・ライジング(Heliacal Rising)とはある天体が太陽を伴って東の地平線から昇る現象のこと。伴日出(はんにちしゅつ)、日出昇天(にっしゅつしょうてん)ともいいます。

- コペルニクスとグレゴリオ暦 -


ニコラウス・コペルニクス
(Nicolaus Copernicus)


天体の回転について
ニュールンベルク/1543年/初版
ニコラウス・コペルニクス(ラテン語名:Nicolaus Copernicus 1473~1543)は、地動説を唱えた最初の天文学者です。
それよりさかのぼること約2000年前にアリスタルコスの「太陽中心説」がありましたが、 コペルニクス以前の天文学者は、惑星の軌道計算などを正確に行っていなかったので、本格的な地動説としては認められていません。

現在では、身近なPCを使って星座早見やカレンダー作ったり、スーパーコンピュータを使って太陽系・銀河系のシミュレーションを行ったりと、天文学は比較的コンピュータとの相性がよい学問とされています。
しかし、コンピュータのない中世に、太陽の周りを地球が1年かけて公転するものとし、1年を365.2425日と算出して、誰でも同じやり方で1年の長さや、各惑星の公転半径を測定しなおせるようにしたコペルニクスは、やはり偉大な天文学者のひとりと言えるでしょう。

彼は後になってこの考えをまとめあげ、仲間の科学者たちに回覧しました。
教会の目を恐れて最初は出版に慎重だったコペルニクスも、弟子のすすめもあってようやく出版に同意をしましたが、その著書『天体の回転について』が出版されたときには彼はもう死の直前であったといいます。
当時主流だった天動説を覆す地動説は、後に天文学史上最も重要な再発見とされ、その後の、ガリレオ・ガリレイ (1564-1642) など、多くの天文学者に影響を及ぼしました。

話はちょっと横道に逸れますが、彼の偉業を称えて命名されたコペルニクスクレーターは、月面にある無数のクレーターの中でも、あの白い光条 ※3 を放つ有名なティコクレーターと並び称されるシャープで美しいクレーターです。
コペルニクスクレーターは、月の中心より少し北西にずれたところにあり、周辺に大きなクレーターもないことから、大変目立つクレーターです。
直径が約93キロと、とても大きく双眼鏡でもすぐに見つけられるので、機会があったらぜひ探してみてください。
右のクレーターをクリックすると、日本の月探査機「かぐや」から撮影されたコペルニクスクレーターの拡大画像が見られます。

それはさておき、コペルニクスの生きていた16世紀は、ユリウス暦が使われている時代でもありました。 ユリウス・カエサル(英語名:ジュリアス・シーザー/B.C100年~44年)によって、制定されたユリウス暦は、1年を365.25日と考えました。 現在使われているグレゴリオ暦 ※4 はコペルニクスが算出した1年(365.2425日)を基準としています。
グレゴリオ暦の場合、2621年に1日の誤差しか生まれません。ユリウス暦の128日に1日の誤差と比べると、とても精度が上がりました(実際の1年は365.242199日)。 ユリウス暦からグレゴリオ暦に変わった1582年10月15日は、大きな日にちの調整がありました。
ユリウス暦1582年10月4日の次の日はグレゴリオ暦の10月5日ではなくて、10月15日です。
ユリウス暦の誤差の積み重ねで、春分の日が、実際より10日ほどずれていたので10日間をスキップし、日にちの遅れを取り戻したのです。冬至を12月22日、春分を3月21日にすることもこのときに決められました。

※3 光条は月に巨大隕石が衝突した際、白っぽい岩石が飛び散ってできたものだと考えられています。コペルニクスやティコの他にもアリスタルコス、ケプラー、プロクルスなどが光条を持つクレータとして知られています。
※4 一般的には、グレゴリオ暦で用いられる1年「365.2425日」を算出したのは、コペルニクスといわれていますが、主要な天文学者が各々に算出した1年の長さの平均値が、結果的にコペルニクスの値に近くなったという説もあります。

参考URL
ウィキペディア「アリスタルコス」
ウィキペディア「地動説」


Today Moon phase

月齢を表示する月齢カレンダー「今日の月齢」

地球から見て月が太陽と同じ方向にあるときを新月(月齢0)とし、新月からの経過日数を表すのが月齢です。
月は、新月・上弦・満月・下弦の順に満ち欠けを繰り返します。
その周期は平均で29.53日かかり、これを朔望月と呼びます。

「今日の月齢」の使用方法
使い方はとてもシンプルです。
「今日の月齢」は、読み込み直後に今月のカレンダーと今日の月齢(正午月齢)を表示します。
調べたい日の小さな月の画像上にマウスカーソル移動すると、その日の月齢を数値で見ることができます。
また、今日の月齢の下にある大きな月の画像をクリックすると、前後月の月齢カレンダーを見ることができるページに移動します。
さらに、そのページから印刷用の年間PDF月齢カレンダーをダウンロードすることもできます。

「今日の月齢」の設置方法
下のHTMLコードをブログのサイドメニューに貼れば設置完了です。

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★コペルニクス
コペルニクスクレーターは、数ある月面クレーターの中でも特に美しいクレーターとして知られています。


★ツィオルコフスキー

ツィオルコフスキークレーターは、月の裏側を代表する漆黒の滑らかな地域と中央の火口島らしき地域とのコントラストが素晴らしいクレーターです。

※画像クリックで拡大表示。



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